桐ってどんな花?

緊急事態宣言など政府からの発表で必ず目にする「桐紋」
このってどんな植物かご存じですか?

きれいなお花も咲く、高さ15メートルくらいに成長する大きな木なんです。

桐と桐紋についてご紹介します。

桐の生態

キリは成長すると高さ15m、直径50cmにもなり、樹皮は灰白色。4月中旬に円錐花序に淡い紫色の花を円錐状につけます。葉は対生。広卵形の大きな葉をつけます。

人間との関わり

キリは古くから良質の木材として重宝されていて、下駄やたんす、箏(こと)、神楽面の材料となります。また、伝統的に神聖な木とみなされ、家紋や紋章の意匠に取り入れられてきました。

政治上の桐紋

桐が鳳凰の止まる木として古代中国で神聖視されていたことに倣って、日本でも一説には嵯峨天皇の頃から、天皇の衣類の文様に用いられるなど、菊紋章に次ぐ格式のある紋とされ
室町幕府以後は、武家が望んだ家紋とされ、足利尊氏や豊臣秀吉などもこれを天皇から賜っています。
このため、五七桐は「政権担当者の紋章」という認識が定着することになりましたが、征夷大将軍に任命された徳川家康のように、これを断り、紋章として桐を使用しなかった者もいます。
豊臣政府や徳川幕府では、小判などの貨幣に刻印され、それが全国に流通したことにより、それぞれの政府を表す紋章としての地位を確立しました。
1872年には、明治政府が大礼服を定め、勅任官は、その上着に「五七桐」を用いることとされました。

日本政府における桐紋

政治上においては、皇室・朝廷の副紋として五七桐が多用されていることがあり、標準的な図案だけではなく、豊臣秀吉(太閤桐)のようにその変種を使用した例もあります。
図案は五七桐に限らず、五三桐も使用され、大日本帝国憲法下の日本政府は皇室の菊紋章を多用。日本国憲法下の政府(主に内閣総理大臣および内閣)は桐紋章を用いています。

まとめ

開花時期は春から初夏にかけてです。この季節になると枝先に釣鐘型をした紫色の綺麗な花が咲いて見頃を迎えます。見頃が過ぎて花が終わった後には、直径3から4センチメートルの実が付くなど、ひとつの季節に2度の楽しみ方があるのも大きな特徴です。庭にこのような植物ひとつあるだけでも風情が醸し出されて面白いものです。

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