大学病院(受付編)

MRIの結果と紹介状を持って、

いざ、出陣!
大学病院へ~!

聞いてたからね、混んでるって。
そりゃ知ってますよ、大学病院の人気っぷりったらありゃしない。
だから、朝一番で行きました。

あっ、これ、ハンパない…。
誰も暇そうにしてる人いない。
それぞれが忙しなく動いてます。

最初の一歩の受付でもうやられましたよ。

うわぁ~、やられた

って思っていても、
まだ受付ですからね。
こんな混んでるくらいで凹んでる場合ではありません。

「25番の方~」

またいつもの人間観察に飽きてきたところに、
お呼びがかかりました。

「確認がありまして…。
 1990年にこちら受診されてます?」

えっ、ちょっと待って…

今、何年だっけか?
2019年だから…

2019−1990=…

ん?何年前だ?

全然計算できないでいると、

「あ、大丈夫です。確認したかっただけなので。
 ないなら新しいカルテ作りますから~」

まだ混乱中
でもこちらも確認してみた

「何科を受診してます?」

「えっと、皮膚科です」

ん?
皮膚科?

まだまだ砂時計グルグルしてますよ。
データ、さかのぼっております。
まだ、同期できません。

受付の方、
「はい、大丈夫ですから。
 新しいカルテお作りしますので。」

そのあと、しばらく考えたよね。
混んでるから待ち時間たっぷりの間。
29年前(やっと計算できました)、皮膚科…
高校生の時に大学病院…

それって、まあまあの出来事よね。

でも、まったく記憶にない。

記憶にございません!(中井貴一風に)

母親にもLINEで確認してみたけど、
同じく記憶にないそう。

ただ、高校生の時に、
手の指にいぼがいっぱい出来ていて、
近所の病院で治療してました。
女子高生の手指にいぼがたくさんだなんて、
当時はイヤでイヤでしょうがなかった

治療法も特別確立しているわけではなく、
液体窒素というマイナス196℃の超低温の液体を
綿棒に染み込ませて、
いぼにギューっと冷やす。
凍傷させて、組織を壊死させる。

まあ、これが痛い。
やられてる時も痛いけど、
その後も火傷と同じで痛い。
しかも、1回じゃ治らない。
週に1回を繰り返し、何度も行う。

そんなもん、出来るか!

って思って、しばらく治療しないと、
いぼがまた復活してくる。
今まで頑張ったのが水の泡に。

そんなんで、なかなか治らないわけですよ。
今もそれで悩んでいる方も多いと思います。

でも、ある日突然なくなりました。
これ、大げさじゃなく。
「ある日」は大げさか。「ある時」かな。

特になにかをしたわけではないんです。
いつもと同じように普通にいぼがイヤだと思っていたと。

高校の卒業式には、ありました。
大学の入学式には、ありませんでした。

いや、これ本当の話で。
春休みにスキー行ったぐらいで、
治療したわけでもなく。
期間でいうと、3週間くらいの間かな。
きれいになくなりました。

これと同じようなことが最近もありました。
高校生の息子ですが、同じように手指にいぼ。
わかるよ、わかる。
いじりたくなる気持ちもわかる。
でも、治るどころか、増えるって~。
あーだこーだ言われるのが嫌な高校生男子。
でも、30年くらい経っていても、
治療法は液体窒素と変わらず。

医学は進歩してないのかね?

痛いから治療は途中でやめる。
漢方も飲ませてみたけど効果なく。

「まあ、母さんも突然消えたからそのうち消えるよ」

なんて半信半疑な言葉をかけて、
何とかならないのかなと思ってました。

あれ?小さくなってる。

って思っていたのもつかの間、
きれいに治り、いや、消えていきました。

なんでしょう?
それはそれで不思議な現象。
親子で高校生の時にいぼが消える
遺伝はすごいとでも言っておきましょう。

そうじゃない。
そういう話じゃなかった。
そう、大学病院のまだ受付でした。

記憶なんて曖昧で、その悩んでいた高校生の時に
ここに来たのかな…?

脳内のデータはありません
いぼとともに消去されております

「産婦人科へ行って、この書類出してお待ちください。」

はい。

まだ待つのね。



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